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Annual Report 2000(和文) Annual Report | 株主・投資家の皆様へIR情報 | Koito [小糸製作所]

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(1)

2000

アニュアル レポート

Competitive

Anywhere in the World

Competitive

Anywhere in the World

株式会社小糸製作所

アニュアル

(2)

1915

年、

日本初の鉄道信号機用フレネルレンズの開発以来、

常に照明機器産業をリードしつづけてきた小糸製作所。

今日、

その集約された技術は、

自動車や航空機そして

その他製品向け照明機器へと活用され、

安全性の世界的革新に

貢献しつづけています。

プロフィール

(3)

in the World

01 02

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10

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26

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30

31

32

33

34

35

36

37 page 02... 株主・投資家の皆様へ

page 06... 世界市場での競争優位性

page 12... 営業の概況

page 17... 環境への取り組み

page 18... 役員

page 19... 財務セクション

page 20... 6 年間の要約財務データ

page 21... 経営報告

page 24... 連結貸借対照表

page 26... 連結損益計算書

page 27... 連結株主持分計算書

page 28... 連結キャッシュ・フロー計算書

page 29... 連結財務諸表注記

page 34... 公認会計士の監査報告書

page 35... ネットワーク

page 36... 拠点一覧

page 37... 株主メモ

予想及び見通しについて

このアニュアルレポートには、小糸製作所及び関係会社の将来についての計画や戦略、業績に関する予想及び見通しの記述が含まれています。これらの記述は過去の事実ではな く、当社が現時点で把握可能な情報から判断した仮定及び所信にもとづく見込みです。また、経済動向、自動車産業界における激しい競争、市場需要、為替レート、税制や諸制 度等に関るリスクや不確実性を際限なく含んでいます。それゆえ実際の業績は当社の見込みとは異なる可能性のあることを御承知おき下さい。

(4)

2000 ANNUAL REPORT

01

02

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株主・投資家の皆様へ

当社は新技術、新商品開発の推進を図るとともに製品

開発期間の短縮、生産システムの合理化を進めてきま

した。また、旺盛な海外需要に対しても、海外関係会

社7社は全て総合自動車照明機器事業会社としての体

制を整え、世界主要マーケットへの製品供給体制を確

立しました。

取締役社長 加藤 順介

(5)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

01 02

03

04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

自動車照明機器業界の動向

 日本国内の自動車業界は、長期にわたる景気低

迷、急速に進む円高とそれに対応する自動車メー

カーの海外現地生産の進展などにより、国内自動

車生産台数は

1990

年度の

1,359

万台をピークに低下

傾向が続き、

1999

年度

(1999

4

1

日∼

2000

3

31

)

2

年連続で

1,000

万台を割込みました。海外

での自動車生産台数は、北米・発展途上国を中心

に 需 要 が 増 加 し 、 全 世 界 で は

5,628

万 台

( 暦 年 、

1999

1

1

日∼

12

31

日)

と増産になりました。

 自動車照明機器業界は、自動車メーカーによる

新型車投入、マイナーチェンジ等への対応や自動

車の安全問題や省エネルギー化への対応から高機

能、高付加価値製品の開発を進めることにより、

国内においては、自動車生産台数の落ち込みをカ

バーし、海外においては関係会社を通じての積極

展開に努めています。

2 0 0 0 年3 月期の連結業績

 このような状況の中で、当社は連結売上高でお

よそ

70%

を占める自動車照明機器において新製品の

拡販に努めました結果、売上高は前期比

1.1%

増加

279,034

百万円となりました。

 自動車照明関連事業は、商品力向上活動を強化

して受注を拡大するとともにディスチャージヘッ

ドランプ並びに多機能化されたヘッドランプの採

用拡大と輸出の増加もあり、売上高は前期比

3.7%

増加の

198,381

百万円となりました。

 自動車照明以外・電気機器関連事業は、新幹線

関連需要を中心に鉄道車両関連機器部門が好調な

伸びを示したものの、交通信号保安機器関連にお

いて地方自治体をはじめとする事業量の削減の影

響により、売上高は前期比

1.9%

減の

59,168

百万円

となりました。

 その他事業は、航空機部品事業においては、海

外における機体減産及び航空機シートの大量納入

が一段落したことにより、売上高は前期比

11.6%

少の

21,483

百万円となりました。

 利益につきましては、売上高の増加に加えて、

固定費の削減ならびに製品開発期間の短縮などの

ローコストオペレーションを推進しましたが、海

外関係会社における新規ヘッドランプ関連の設備

投資に伴う償却負担などの影響等により営業利益

は前期比

9.0%

減の

9,288

百万円、連結当期純利益は

前期比

11.3%

減の

3,412

百万円となりました。

2 0 0 0 年3 月期の成果

  当 社 は 、 国 内 自 動 車 生 産 台 数 の 減 少 が 続 く 中

で、新技術、新商品開発の推進を図るとともに製

品開発期間の短縮、生産システムの合理化を進め

(6)

2000 ANNUAL REPORT

てきています。

 製品開発期間の短縮に関しましては、自動車の

開発期間が短縮してきていることもあり、対応が

急 務 と な っ て き て い ま す 。 当 社 は 、 自 動 車 メ ー

カーでの仕様決定から

11

ヶ月で量産を始められる

ことを目指し、試作品を作らずにデジタルデータ

を試作の代わりにするデジタルモックアップとい

う手法を確立しました。従来の方法に比べ大幅な

開発工数の合理化を実現しました。

生産システムの合理化におきましては、多品種

少量生産に対応すべく当社独自の生産管理システ

ム:コイトプロダクションシステム

KPS

により、

効率的に運用しています。当社の自動車関連部品

の製品種類は基本で約

3

万点に上ります。小糸製作

所単独の棚卸資産回転月数は約半月であり、販売

部門が別会社となっているメーカーを除いては、

他にはない水準と自負しています。

 旺盛な海外需要に対しても、当社は海外関係会社

の強化・拡充を図っています。英国および韓国で

ヘッドランプ事業が立ち上がり、海外関係会社7社

は全て総合自動車照明機器事業会社としての体制を

整えました。これにより生産拠点の

4

極体制が確立

されました。特にタイ・韓国におきましては景気回

復もあり、業績は著しい進展を示しております。ま

た、小糸グループの高い品質レベルを追求する為

に、当社の生産管理システムのグループ各社への

定着やそれに伴う人材の交流、製品開発の共同研

究等も進めています。さらに、

1999

7

月には、

ブ リ ュ ッ セ ル 近 郊 に 欧 州 テ ク ニ カ ル セ ン タ ー

KETC

を開設し、ヨーロッパの研究開発拠点とし

て顧客のニーズに即応できる体制を整えました。

技 術 開 発 に お い て は 、 欧 州 に お け る

A d a p t i v e

Frontlighting System (AFS)

プロジェクトに欧州域

外の企業として初めて正式メンバーに承認され、

当社の技術水準の高さが証明されました。

2 0 0 1 年3 月期計画及び今後の見通し

 日本経済の今後の見通しにつきましては、景気

は着実に回復するとの見方もありますが、設備の

過剰、雇用不安、個人消費の低迷など懸念材料が

多く存在しており、厳しい経済情勢が続くものと

思われます。

 自動車業界につきましては、国内販売が微増す

るとの見通しでありますが、海外現地生産の拡大

から輸出は減少するものと考えられ、国内自動車

生産台数の伸びは期待できない状況にあります。

当社といたしましては、従前にも増して商品力向

上活動を強化し、新技術・新商品開発を推進する

とともに開発期間の短縮、合理化・原価低減諸施

策を進めて受注の増加ひいては売上高の確保に努

01 02 03

04

(7)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

めてまいります。さらに、今後進展が見込まれる

部品のモジュール化ならびにインテリジェント・

トランスポート・システム

ITS

関連分野等へのタ

イムリーかつ的確な対応を図るとともに、顧客・

市場ニーズを先取りした先端技術の開発を図ると

ともに早期の商品化を図り魅力ある商品を提供し

ていきます。海外需要に対しましては、国内外の

自動車メーカーの世界最適調達の拡大に対応した

グローバルサプライヤーとして、海外生産拠点の

開発、生産、販売体制を更に強化充実し、小糸グ

ループ内の相互補完体制など

4

極対応を進め、グ

ローバルの受注体制の充実をはかります。

 以上の諸施策により今期の計画は、売上高は前期

4%

増の

291,400

百万円、経常利益は同

34%

増の

11,300

百万円を見込んでおります。しかし、純利益

に関しましては退職給付に係わる新会計基準の適用

に伴う移行時差異

10,600

百万円の一括償却処理を行

うため、前期比

44%

減の

1,900

百万円となります。

この純利益の大幅な落ち込みは制度の見直しに伴う

今年度のみの一過性のものであり、次年度以降は順

調に推移するものと考えております。

高品質の追求と環境保全により企業信頼度を向上

 小糸グループは、

「光」

をテーマとして顧客のニー

ズを創造し、社会の進歩発展に貢献し、顧客・株

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2000

9

37

主・従業員・取引先と共存共栄することを経営の

基本としております。そして皆様の満足度の向上

に努めるとともに、環境保全を経営の重要なテー

マとして受けとめて諸施策を講じ、企業に対する

信頼性の向上をはかってまいります。

 環境につきましては、環境保全、リサイクル推進

な ど の 諸 活 動 を 従 来 よ り 展 開 し て き ま し た が 、

2000

年1月に主力生産拠点である静岡工場、吉川

工場、富士川組立工場の3工場で環境マネジメント

システムに関する国際規格

ISO14001

の認証を取得

いたしました。さらに残る榛原工場、相良工場など

2000

7

月に取得いたしました。

 株主の皆様におかれましては、何卒変わらぬご理

解とご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

(8)

2000 ANNUAL REPORT

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Technology

小糸の主力製品である自動車関連機器の技術開発は、大きく

3

つの項目で捉えることができ

ます。第一は世界トップレベルの魅力ある商品開発。第二は開発期間の短縮。第三は技術開

発のグローバル化です。

世界トップレベルの商品開発

 小糸が

1996

年に初めて市場投入したガスディスチャージヘッドランプ(

GDHL

)はまさしく

21

世紀の主流をなす前照灯システムです。アーク放電を光源とした

GDHL

は、ハロゲンヘッ

ドランプと比較して、明るさが

3

倍、寿命が

2

倍、消費電力は

7

割と大変すぐれています。

2001

年度には日本において装着台数が

100

万台を突破することが見込まれています。現在、

GDHL

は基本的には四灯式ヘッドランプに用いられていますが、小糸は二灯式

GDHL

を開発

し、今年から量産化。軽自動車用にも利用拡大をはかり、ますます

GDHL

の普及を促進してい

きます。

GDHL

の最も重要な部品であるバラスト・スターターについて、

1999

年の秋から世界トッ

プレベルの軽量かつ小型で高信頼性なバラストの量産を開始しました。従来型に比べ

2

分の

1

以下の小型化、軽量化に成功し、自動車メーカーから高い評価を受けています。小糸の技術

力の高さを証明するものと自負しています。さらに、走行中ランプの光軸を一定に保つダイ

ナミックオートレベリングシステムを開発し、自動車の前後輪部

2

つの車高センサーが必要

だったものを、着座センサーを利用して後輪部のセンサーだけでもレベリングを可能としま

した。

 標識灯分野においては、

LED

を用いた開発をおこない、まもなく量産化する予定です。

LED

瞬時発光性と低消費電力により安全性が高まると同時に、環境にも配慮した商品です。

世界市場での競争優位性

(9)

A

Vision

Extending

Many Years

(10)

欧州テクニカルセンター

 1999年7月ベルギー・ザベンタムに開 設。欧州地域での自動車照明器の設計・

開発の拠点として欧州自動車メーカーへ

の展開をはかっています。 デジタルモックアップ

 コンピュータ内で製品をデジタル的に創造し、各種シミュレーションを行

うことにより、試作品を作らずに、短い開発期間で品質の高い製品を開発し

ています。

G D H L バラスト

 ディスチャージヘッドランプシステムの

主 要 部 品 で あ る 、 電 子 点 灯 装 置( バ ラ ス

ト)。小糸では、バラストの小型化・薄型

化をはかり、ランプへの内蔵を可能にしま

(11)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

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環境にやさしい技術開発

 リサイクル性の高いランプの構造設計・部品開発、有害物質を含有しない部品開発と生産

過程での使用廃止など「人と環境にやさしいランプ作り」を実践しています。例えば、ヘッド

ランプの部品同士の結合方法を従来の接合剤から、ゲル状のシール剤に変更。ランプの分解

を容易にし、部品交換性・リサイクル性を高めています。また、ヘッドランプを構成する部

材については熱硬化性樹脂から熱可塑性樹脂などリサイクル性の高い材料へと切り替える開

発も行っています。電球においては、耐久性にすぐれた特殊塗料や着色剤を開発し、鉛フ

リー、カドミフリーの着色電球を量産化しました。

開発期間の短縮

 近年の自動車メーカーの開発期間短縮を受けて、部品メーカーの開発期間が非常に短くなっ

ています。小糸は、製品設計や、金型設備の設計・製作、性能評価を並行展開するコンカレ

ントエンジニアリング(

CE

)活動や、製品設計のソリッドデータ化により、試作レス製品の開

発、設計、性能評価を可能とするデジタルモックアップ手法を取り入れ、従来の開発期間

18

ヶ月を

11

ヶ月に短縮しました。また、新車の企画段階より製品仕様決定に関わり、自動車

メーカーと共同してコンセプトイン活動、デザインイン活動に取り組んでいます。

11

ヶ月と

いう開発期間は世界的に見てトップ水準であり、国内だけでなく海外の自動車メーカーから

も高い評価を得ています。また今後は製品設計の効率化と性能評価シミュレーション精度の

さらなる向上をはかり、パラメトリック設計や、各種規格・標準を取り込んだナレッジ

CAD

を進め、さらに開発期間を短縮しシングル月数を目指します。

技術開発のグローバル化

 小糸は従来、欧州の技術情報の収集、ランプ認証業務を目的にベルギーのブラッセルに事

務所を構えていましたが、欧州ビジネスの拡大を狙って当事務所を拡大し、場所を郊外のザ

ベンタムに移し、欧州テクニカルセンターとして

1999

年に開設しました。欧州各国の自動車

メーカーからの製品受注のためのコンセプトイン活動から製品設計までの技術開発活動を強

(12)

2000 ANNUAL REPORT

01 02 03 04 05 06 07

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化していきます。

 今後は世界四極での開発を目指して、現在ある技術開発拠点の拡充を展開していきます。

 小糸は、

1999

年ユーレカプロジェクトの一つである

Adaptive Frontlighting System

AFS

)プロジェクトの正式メンバーに欧州域外の企業としては初めて選ばれました。

AFS

ロジェクトは、道路環境や天候に応じて自動的に前方への光をコントロールする前方照明シ

ステムの開発や法規化を目的としており、現在、小糸は積極的に法規作りに参画し、開発を

進めています。

技術開発の今後の方向性

 小糸は現在、開発から生産・販売まで製品の情報を一元化するプロダクトデータマネージ

メント(

PDM

)を進めています。国内外問わず情報の共有化を進め、商品・技術開発の効率

化、国際間の相互補完をはかっています。また、小糸製作所が核になり、国内外の小糸グ

ループの技術力向上と開発の効率化についての研究会議「オールコイト・テクノロジー・カン

ファレンス」を開催しています。

 国内のインテリジェント・トランスポート・システム(

ITS

)技術において、プローブカー

*

の研究開発に関して、道路交通情報などのインフラ関連を小糸工業が、自動車などの車両関

連を小糸製作所が担当するというように、グループ各社の技術やノウハウを集約、結合させ

てより広い分野をカバーし、小糸グループが一体となって開発を進めています。

*走行中の自動車の運行状況を携帯電話のパケット通信を使って発信。世界測位システム(GPS)による車両位置情報と合わせ、道路交通 状況や路面状況、天候などを把握するシステムを搭載した自動車。

(13)

Consistently

High Productivity

and

(14)

G D H L 組立

  各 組 立 工 程 内 に 各 種 検 査 機 を 組 み 込

み、製品の全数チェックを実施している

最新の生産ラインから、高機能・高性能

なGDHLは造られています。

G D H L

 省電力で、太陽光に近いより明るい発

光をし、しかも長寿命なGDHLは、人に地

球にやさしいヘッドランプです。オート

レベリングとの併用は夜間のクルマの走

行をより安全にします。

樹脂レンズ成型

 異型ヘッドランプ用の樹脂レンズは、

クルマのデザインの自由度向上と、製品

の 軽 量 化 に よ る 燃 費 向 上 に 寄 与 す る ほ

か、部品のリサイクル率向上にも役立っ

(15)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

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高い生産性と信頼性に支えられた生産システム

 最近の自動車に対する市場の要求は、主にユーザー嗜好の多様化、高品質・低価格、生産

リードタイムの短縮が挙げられます。これらの市場のニーズに対して小糸では数年前より多

品種少量生産をより進めたコイトプロダクションシステム(

KPS

)に改善しています。

KPS

目指すものは、「徹底的に無駄を排除することによる原価低減」です。

KPS

の特徴は

Just in time

JIT

)の考え方と自働化にあります。

JIT

とは必要なものを、必要な時に、必要な量だけ、生産したり、運搬したりする仕組みと

その考え方です。小糸では顧客ニーズに応えるために多品種少量生産の生産ラインを工夫し

ており、一つのラインで生産する種類は日に

10

20

種類、

1

ヵ月程のスパンで

20

30

種類に

も及びます。形状の違うモジュールの組立てでも治具を短時間で換えることにより別のモ

ジュールを組立てることができるようにしたり、段取り替え時間を短縮することにより

1

ライ

ンで多品種生産を行うことを可能としています。さらに、

JIT

生産を実現するために「かんば

ん」方式を取り入れています。「かんばん」を使った生産管理により、過剰生産を抑制し、製造

工程における無駄排除の管理が容易になっています。

 生産現場で効率化を追求できる部分では、徹底した自働化を行っています。小糸では、良

品を

100%

造ることを大前提に、機械設備の異常や品質の異常など何らかの不具合が生じた時

に、自ら検知して機械設備やラインが止まり、異常を表示します。さらに原因を追求し改善

していくことにより再発防止を徹底して図っています。異常の再発防止はこれにより不良品

の増加を防ぐと共に、どの箇所で異常があったのかがわかり、復旧対応もすみやかにできま

す。生産の効率化は原価低減に不可欠なものです。また、ラインに投入されている自動機械

はこれまでに積み重ねてきたノウハウを基に開発されたもので、他の自動車部品メーカーに

も取り入れられています。

KPS

における物流の特徴は、「物と情報を合わせて運搬する」ことです。納期遵守は部品メー

カーの使命であり、小糸のラインでの遵守率は

100%

、パーツ品でもほぼ

100%

の達成状況と

Manufacturing

(16)

2000 ANNUAL REPORT

01 02 03 04 05 06 07 08 09

10

11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

なっています。運搬頻度を多くすることにより、

JIT

で生産・納入することは自動車メーカー

などの顧客の生産効率向上や在庫の低減に役立っています。また、運搬頻度を多くすること

により、在庫を極力少なくすることが可能となっており、

1999

年度のバランスシートにおい

て在庫総額が

5,823

百万円と売上規模に比して非常に少ない点(棚卸資産在庫率

0.47

ヶ月)に

この成果が現れています。

 国内と同等の高い製品品質にするために、海外の子会社においても

KPS

の導入を進めてい

ます。現在、小糸グループでは国内と海外の生産管理担当者の交流を積極的に行い、年に数

回小糸製作所静岡工場で海外の生産管理担当者および現場の監督者を対象にした研修を行っ

ています。さらに、小糸製作所の生産管理者が海外に出向き指導・教育を徹底することで生

産効率と製品品質の向上を図っています。

世界N o .1 品質活動の推進

 小糸では企画、設計の段階から品質を意識した製品開発を進めています。そのためには、

品質保証部による機能試験だけでなく、

1998

年に独立させた実験部において、既存の規格・

規定範囲内にとどまらず、市場が要求する諸条件に沿って実験をし、新規格化に努めていま

す。また、評価のシミュレーション化をはかり、ランプが自動車に装着された状況での問題

を予測することによって品質を向上させています。また、この評価技術の研究は東京大学と

共同で進めています。一方、試験設備に関しても自社での開発を進め、この分野においても

国内外の自動車部品メーカーをリードしています。

   品質管理については、社員個々の意識の高さが重要となります。小糸では、品質保全を中心に

推進されているトータル・プロダクティブ・メインテナンス(

TPM

)活動の中に社内教育プログラ

ムを組み込み、社員の意識付けを行っています。また、

TPM

活動は全工場、全部門において推進

されており、定期的にその成果を社内外で発表し、更なる品質向上に結び付けています。

Quality

(17)

The

Trust That

Product

(18)

環境実験

 雪の山岳地帯から、灼熱の砂漠まで、

あらゆる気象条件・道路状況にも耐えう

るクルマの品質を保つため、自動車照明

機器の振動や高低温の耐久テストが日夜

を問わず続けられています。

25m暗室

 各国・地域によって異なる法規制を満

足させ、自車のドライバーの視界確保は

もちろん、対向車のドライバーにも配慮

した理想の配光を作るための実験を繰り

返しています。

電波暗室

 GDHLなどの電子部品を持つ製品から発 する電磁波や、クルマの各種電子機器・

部品への影響を測定し、得られたデータ

(19)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10

11

12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36    小糸の品質検査の特徴は、工程内検査を徹底することで、最終製品の品質を保証していま

す。工程内に配光検査機、点灯試験機、防水検査機などの機器が組み込まれており、出荷さ

れる製品は

100%

検査済みとなっています。また、作業上の人的ミスが予測されるような部分

には、ポカヨケを工夫することによりミスの発生を未然に防止しています。

   このような活動の結果、各種品質指標は着実に向上しており、トヨタ自動車をはじめ自動

車メーカー各社から品質に関わる表彰を受けています。

海外子会社における品質管理の向上

海外においては、品質改善計画に従い、小糸製作所と同じ品質レベルを目指し活動を続けて

います。例えば、開発段階において、各プロジェクトごとに技術、品質部門などから人材を派

遣し技術指導を行うなど、積極的に教育、指導を行っています。また、スーパーバイザー制度

として海外拠点の現場責任者を中心に年に数回小糸製作所の静岡工場にて、品質管理について

の研修を行ない、海外工場での品質管理に活かしています。

   コイト・ヨーロッパ・リミテッド(

KEL

)では

1997

年より

QCD

(品質・コスト・納期)の向上

をはかるために自主改善チームを結成し、得意先の要求をあらゆる角度から検討し改善に努め

てきました。その結果、納入不良件数ゼロを続け、さらに原価低減や、納期遵守率の向上など

大きな成果を上げたことが認められ、

1999

7

月にホンダ

UK

の全仕入先

242

社の中からもっ

とも栄誉ある「ベストサプライヤー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

品質管理における今後の目標

 品質管理に関して、

ISO9001

の取得については、国際的な体制を固めるため海外

7

子会社

の取得を目指し、現在すでに

6

子会社が取得しています。小糸製作所については、会社のさら

なる体質強化をはかるために、本年

QS9000

を取得する予定です。

   さらに、品質レベルの高さを追求し、ガスディスチャージヘッドランプ(

GDHL

)やハロゲン

ランプなどの電球では、出荷品質の目標を現在の

1.3ppm

から

1.0ppm

以下を目指します。

組立て製品においては、現在の

15ppm

から

10ppm

以下を目指すと共に

3

年間で半減させる

ことを目標としていきます。

(20)

2000 ANNUAL REPORT

Japan

営業の概況

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11

12

13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

 小糸グループは

1998

年、北米、ヨーロッパ、アジアの各生産拠点を子会社化し、日本を

含め

4

極体制を確立しました。現在、自動車メーカー各社は世界各地の生産拠点において世

界戦略車の生産を進めています。小糸グループの強みは自動車メーカーの世界中の拠点に

対して同じ品質の製品を提供できることです。小糸グループは自動車用照明機器で世界

シェアを現在の

18

%から

2005

年には

25

%にまで引き上げることを目標に、技術開発、生

産システムの効率化、品質の向上を図るなど全社一丸となって活動しています。

マーケット

•••

国内自動車業界は、引き続き軽

自動車が好調に推移した結果、国内販売は前年

度をわずかに上回ったものの、輸出の減少に

より国内自動車生産台数は

2

年連続して

1,000

万 台 割 れ と な り ま し た 。 自 動 車 関 連 以 外 で

は、国内景気回復の遅れの影響を大きく受けま

した。

小糸グループの活動

•••

小糸グループは国内

16

社、海外

7

社の計

23

社により形成されています。国内

においては自動車照明機器のみならず航空機照明機器、

鉄道車両制御機器、道路交通信号、野外照明機器、照明機器の

部材、金型に至るまで照明機器、電子部品全般にわたりカバーしています。

 自動車照明機器に関しては高付加価値化への対応が評価され、自動車生産の落ち込みの影響をカバーし売

上高を伸ばしました。自動車照明機器、航空機電装品以外では小糸グループの中で、創業以来の鉄道車両制

御機器、道路交通信号・交通管制システム、衛生機器、旅客機・鉄道車両用特殊シート等の事業を担当して

いる小糸工業株式会社

(東京証券取引所第

2

部上場)

が減収・減益となったことを受け、売上高、利益ともに減

少しました。

 小糸工業は、官公庁向売上が全体の

6

割を占めています。近年整備化が急がれているインテリジェント・

トランスポート・システム

ITS

関連で、交通情報提供システムを開発・納入するなど、今後も公共投資関連

で安定した成長が見込まれています。小糸製作所も小糸工業と連携して

ITS

関連分野に積極的に取り組んでい

く計画です。

37

(21)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12

13

14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

北米 

North

America

マーケット

•••

米国自動車市場は高成長を持続し、

1999

年には過去最高水準の生産、販売高を記録しまし

た。今後の見通しは、

2002

年までは低下していくと予想さ

れるものの

2003

年から再度上昇していくと考えています。

小糸グループの活動

•••

自動車用照明機器市場では、ランプの大型化と高機能化が進んでいます。ノース・

アメリカン・ライティング・インク

NAL

2

工場

(イリノイ州フローラ工場及びセーラム工場)

ではマー

ケットのニーズに応えるために、

1999

年度と

2000

年度において大型

の設備投資を実施、計画しています。これはフローラ工場を前照

灯、セーラム工場を標識灯の専門工場とし、生産効率を高める

とともに合理化設備を導入し、原価低減をはかるものです。

 米国自動車市場全体の減速も考えられますが、主に現地日

本車メーカーの増産への対応、並びに今後立ち上がる新規車

種生産には不可欠の投資です。これにより、小糸グループの

シェアを高められるチャンスと考えています。

37

ノース・アメリカン・ライティング・インク(NAL)は米国 の日系カーメーカーをはじめ、全ての北米自動車メーカー向

けに自動車用照明機器の製造、販売を行っており、独立系と

(22)

2000 ANNUAL REPORT

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13

14

15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

Europe

マーケット

•••

ヨーロッパの自動車市場は比

較 的 安 定 的 に 推 移 し て い ま す 。 特 に 大 陸 は

ユーロ安により順調に推移しています。英国

はポンド高の影響を受け、生産、販売が停滞し

ており、生産基地を大陸へ移す動きが見られま

す。今後は、旧東欧諸国向けの販売が期待されてい

ます。

小糸グループの活動

•••

昨年

4

月より、コイト・ヨーロッパ・

リミテッド

KEL

において自動車用ヘッドランプの生産を開始し、

設備増強にも取り組んでいます。

2000

7

月よりルノー

R900

(ツインゴ)

向けヘッドランプの生産、納入を

開始しました。その他にもヨーロッパ自動車メーカーから受注したランプが立ち上がる予定のため、生産

能力の増強に努めています。生産能力は現在、ヘッドランプ

40

万台分、標識灯

100

万台分となっていますが、

2003

年に

はそれぞれ

100

万台分、

130

万台分へと引き上げる計

画です。

37

コイト・ヨーロッパ・リミテッド(KEL)は欧州カーメーカー のほか、現地に進出する日系カーメーカー向けの販売も強化

しています。

(23)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14

15

16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

アジア 

Asia

1997

年のバーツ安に端を発したアジア諸国の景気

後退も

1999

年は回復基調を示しています。アジ

ア各国の経済は好転してきており、今後も順調

に伸びていくものと考えられます。

中国

マーケット

•••

1999

年、上海にゼネラルモー

タース

GM

が進出しました。今後は

WTO

加盟を受

けて、関税の引き下げが行われることもあり、中国国内

での自動車生産は大幅な生産増加は見込めないものの、生活

水準の向上による個人需要増を加味すると、安定的に推移するも

のと考えられます。

小糸グループの活動

•••

フォルクスワーゲン社や

GM

社の上海進出により、上海小糸車灯有限公司の欧米

車向けのシェアが上昇しています。上海では大手ランプメーカーが上海小糸以外にないこともあり、優位

な展開が進んでいます。

1999

年から金型の内製化を開始、部品の生産から組み立てまで一貫生産が可能と

なっています。また、中国国内での開発を推進するために、

2000

6

月に技術センターの建設に着手しまし

た。

2001

年には完成の予定です。

タイ

マーケット

•••

タイは、政治、経済がアジア諸国の中でも安定しており、潜在成長力は大きいと考えてい

ます。自動車生産台数は

1996

年をピークに減少しましたが、

1999

年には増加に転じ、

2002

年には過去最高

を更新する見込みです。

小糸グループの活動

•••

タイ・コイト・カンパニー・リミテッドは

1990

年より現地生産を開始しています

が、

1999

年には過去最高の売上高

8

億バーツ)

を記録しました。

2002

年、

2003

年には倍増を見込んでいま

す。タイ・コイトは

1998

12

月に

QS9002

を取得し、世界品質を背景に小糸グループ内の生産拠点として海

外輸出を積極的に進めています。ガスディスチャージヘッドランプ

GDHL

の生産も開始する予定です。

(24)

2000 ANNUAL REPORT

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15

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17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

韓国

マーケット

•••

韓国市場は、他のアジア諸国と同様に景気回復局面に移行してきています。自動車生産台

数は

1999

年には

260

万∼

270

万台となりました。特に輸出

(輸出比率

53%

が好調で、小型車分野での価格競

争力を生かして米国市場などでシェアを拡大しています。

小糸グループの活動

•••

1997

年に株式会社仁熹ライティングに資本参加し、リアランプでは

60%

とトップ

シェアを占めています。さらに、

1999

5

月よりヘッドランプの生産を開始。新規に受注したランプの増加

に対応するため、設備の増強など生産能力の増強を行っています。現代自動車向けの生産が主なものです

が、日本のカーメーカーに向けた完成品輸出も行っています。

台湾

マーケット

•••

台湾においては、自動車生産はほぼ

100%

国内向けであり、生産台数は年間

40

万台と安定

的に推移しています。

小糸グループの活動

•••

大億交通工業製造股

0

有限公司のシェアは

95%

となっていますが、自動車用照明

機器での成長には限界が現れてきています。大億交通工業製造では、大型化、高付加価値化に対応してい

くと同時に、自動車以外の航空機や鉄道車両向けの生産、販売に注力しています。また、日本向けにラン

プの輸出や金型の輸出にも注力しています。

インド

マーケット

•••

インドにおける自動車用照明機器の成長率は大きくなると見込まれています。自動車生産

台数も

1999

年は過去最高の

80

万台となり、

2001

年には

100

万台を突破するものと見込まれています。すで

に、日本の自動車メーカーを始め世界の自動車メーカーが進出しておりマーケットの急拡大が期待されます。

小糸グループの活動

•••

1999

年にトヨタ自動車がインドに進出し、多目的車

「クォリス」

の生産が開始され

ました。また、スズキとインド政府の合弁会社であるマルチ社向けに製品を納入していますが、新車種の

増加により、インディア・ジャパン・ライティング・リミテッドでは、ヘッドランプの受注が増加し、売

上が順調に伸びています。また、ヘッドランプ用樹脂レンズなどの構成部品はこれまでタイ・コイトから

輸入していましたが、

2000

9

月より内製を開始、インドでのヘッドランプの生産が本格化します。

(25)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16

17

18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

環境への取り組み

具体的活動

✤ 1991年より産業廃棄物の減少に取り組んできました。

1991

年度には約

6,500m

3あった産業廃棄物を

5

ヵ年計画でまず

2

分の

1

にすることを目標に展開し、

1995

年には目標を達成(

3,013m

3)し、さらに

2000

年度にその

2

分の

1

にすることを目標に第

2

5

ヵ年計画を進めてきましたが、すでにその目標を

1999

年度には達成(

1,100m

3)し、

2000

年度には

750m

3とさらに高い目

標を設定しています。

1999

年度のリサイクル率はトータルで

84.4%

となっています。

✤環境有害物質の削減にも積極的に取り組み、その一つとして塗料洗浄用に使用してきた有機塩素系の薬品は

1999

年に全廃しま

した。ダイオキシン対策への取り組みも進めています。発生量をゼロに近づけるために、燃焼量を減らすと同時に新型の焼却炉

を配備しました。

✤省エネルギー対策として、コージェネレーション設備を小糸の主力工場である静岡工場、榛原工場で導入しています。また、省

電力型設備への移行も順次進めています。例えば

1999

年より導入の成形機は油圧成形機から電動成形機へと移行しています。

✤環境設備関連投資は、

1999

年度は

215

百万円、

2000

年度は

186

百万円を予定しています。

✤地球環境対策に対して、小糸は全社を挙げて、今後もさらに積極的に取り組む決意です。

環境問題への取り組みの方針、体制

小糸では、

1972

年に環境問題に対応する専門部署として安全衛生環境推進室を設置し、全社的に環境対策に取

り組み、リサイクルに関しては

1991

年よりリサイクル委員会を設置して地球環境の改善に取り組んでいます。

2000

1

月には、静岡工場、吉川工場、富士川組立工場において

ISO14001

を取得致しました。榛原工場、相

良工場でも

2000

7

月に

ISO14001

の取得しました。

今後、これらの取り組みを小糸グループ全体に拡大し、地球環境に配慮した企業グループとしての活動を積極

的に展開していく計画です。

Environmental Management

(26)

2000 ANNUAL REPORT

役員

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17

18

19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36

取締役会長

大木島 巖

取締役社長

加藤 順介

取締役副社長

大嶽  司

児島  三

小糸 彰

専務取締役

 田 源八

大嶽 昌宏

常務取締役

中川 豊文

嶺  重郎

米澤 典明

佐藤 孝夫

後藤 周一

佐口 典生

古山 裕

取締役

森  和弘

坂川 博章

片瀬 紘一

加藤 恵司

山室 瑞夫

佐野 伊三夫

菊地 光雄

常勤監査役

鎌田 明

湯元 敏郎

監査役

牧田 静二

草野 耕一

取締役会長

大木島 巖

取締役社長

加藤 順介

取締役副社長

大嶽 隆司

取締役副社長

児島 隆三

取締役副社長

(27)

財務セクション

01

02

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28

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31

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33

34

35

36

37

page 20...

6

年間の要約財務データ

page 21... 経営報告

page 24... 連結貸借対照表

page 26... 連結損益計算書

page 27... 連結株主持分計算書

page 28... 連結キャッシュ・フロー計算書

page 29... 連結財務諸表注記

(28)

2000 ANNUAL REPORT

6

年間の要約財務データ

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百万円 千米ドル

(1株当り情報を除く) (1株当り情報を除く)

1995 1996 1997 1998 1999 2000 2000

¥225,120 ¥212,357 ¥220,045 ¥226,134 ¥275,934 ¥279,034 $2,628,676

11,069 9,608 10,607 8,540 10,201 9,288 87,498

11,376 10,669 10,899 9,771 8,451 7,341 69,156

6,994 6,427 6,310 5,836 3,486 2,997 28,233

4,407 3,917 4,702 4,285 3,846 3,412 32,143

¥27.47 ¥24.39 ¥29.24 ¥26.65 ¥23.92 ¥21.23 $ 0.20

9.00 8.00 9.00 8.00 8.00 10.00 0.094

¥ 62,111 ¥ 64,752 ¥ 59,053 ¥ 55,348 ¥ 40,393 ¥ 51,060 $ 481,017

46,574 49,297 54,742 46,174 65,857 61,448 578,878

204,181 207,104 218,079 217,741 267,783 275,063 2,591,267

72,897 75,589 78,881 81,313 90,291 92,848 874,686

注:米ドル金額は、便宜上2000年3月31日時点の1ドル106.15円の為替レートによって換算されている。

株式会社小糸製作所及び連結会社 2000年3月31日に終了した事業年度

連結

年間 売 上 高 営業利益 税引前利益

法人税、住民税及び事業税 税引後利益

1株当り金額:(円及びドル)

税引後利益 配 当 額

期末現在: 運転資本

有形固定資産、減価償却累計額 控 除 後

(29)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

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経営成績

小糸グループは、小糸製作所(親会社)、連結子会社

20

社、関連会社

3

社より構成されてます。関連会社

3

社のうち持分法適用会社は

2

社です。連結子会社のうち、小糸工業㈱、コイト運輸㈱、ミナモト通信㈱、インディア・ジャパン・ライティング・リミテッドの決算は

3

31

日です。その他の

16

社の連結子会社は、

3

31

日を仮決算による財務諸表を基にしています。事業は自動車照明関連事業、自動車照

明以外・電気機器関連事業、その他事業の

3

つのセグメントです。

1.

事業概況

■概況

当期のわが国経済は、個人消費は低迷しているものの、政府の総合経済対策や金融システムの改善等により、景気は最悪期を脱し、緩

やかな回復基調となりました。一方、海外においては、アジア経済は通貨危機を乗り越え、急回復しています。米国経済は引き続き好調

に推移し、欧州経済も全般的に回復基調にあります。

日本の自動車業界におきましては、引き続き軽自動車が好調に推移した結果、国内販売は前年度をわずかに上回ったものの、輸出の

減少により国内自動車生産台数は対前年度比

0.4%

減の

993

万台となりました。海外の自動車業界では、米国自動車市場は高成長を持

続し、

1999

年には過去最高水準の生産、販売高を記録しました。ヨーロッパの自動車市場は比較的安定的に推移しています。特に大陸

はユーロ安により順調に推移しています。

1997

年のバーツ安に端を発したアジア諸国の景気後退も、

1999

年には著しい回復を示して

います。アジア各国の経済は好転してきており、今後も順調に伸びていくものと考えられます。

■売上高

売上高は全体では

279,034

百万円(前期比

1.1%

増)となりました。主力の自動車照明関連事業は商品力向上活動の強化による受注

拡大、ディスチャージヘッドランプならびに多機能化されたヘッドランプの採用拡大により増加し、売上高は

198,381

百万円(同

3.7%

増)となりました。自動車照明以外・電気機器関連事業は、新幹線関連需要を中心に鉄道車両機器部門が好調な伸びを示しましたが、交

通信号保安機器関連において地方自治体をはじめとする事業量の削減等の影響により、売上高は

59,168

百万円

(

1.9%

)

となりまし

た。その他事業は、航空機部品事業においては海外における機体減産および、航空機シートの大量納入が一段落したことにより、売上高

21,483

百万円(同

11.6%

減)となりました。

■利益

利益につきましては、売上高の増加に加えて、固定費の削減ならびに製品開発期間の短縮などの合理化を推進しましたが、海外にお

ける新規前照灯製造設備の償却負担等の影響ならびに為替差損等により、連結営業利益は

9,288

百万円(前期比

9.0%

減)、連結当期純

利益は

3,412

百万円(前期比

11.3%

減)となりました。

(30)

2000 ANNUAL REPORT

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■所在地別セグメントの業績

①日本

自動車照明関連事業は好調でしたが自動車照明以外・電気機器関連事業およびその他事業が地方自治体等の事業量削減の影響によ

り売上高

213,880

百万円(同

0.2%

増)、営業利益

8,859

百万円(同

1.8%

増)となりました。

②北米

米国は総じて好調な経済状況にありましたが、為替が大幅円高となったことならびに子会社ノース・アメリカン・ライティング・イン

ク(

NAL

)の事業拡大、開発費等の増によるコストアップにより売上高は

35,384

百万円

(

0.2%

)

、営業利益

697

百万円(同

58.3%

減)

となりました。

③アジア

アジア経済は通貨危機を乗り越え急回復し、自動車生産も増勢に転じたことから、タイ・コイト・カンパニー・リミテッド、株式会社仁

熹ライティングが伸び売上高は

25,302

百万円(同

15.7%

増)、営業利益は

2,062

百万円

(

14.2%

)

となりました。

④欧州

為替が大幅円高となったことならびに開発費等の大幅増、ヘッドランプ設備投資に伴う償却費増によるコストアップにより売上高

4,466

百万円(同

11.5%

減)、営業損失

294

百万円(同

17.9%

減)となりました。

2.

財政状態

■財政状態

当期の総資産は前期末比

7,280

百万円増加し、

275,063

百万円となりました。流動資産は前期末比

703

百万円減少し、

152,983

百万

円となりました。これは小糸製作所の社債償還に伴う有価証券の売却が影響しています。有形固定資産は前期末比

4,625

百万円減少し、

76,808

百万円となりました。この主な要因は、設備投資が低水準であったことによるものです。投資その他の資産は前期末比

11,458

百万円増加し、

40,824

百万円となりました。これは主に、コイトエンタープライズの投資有価証券、長期貸付金の増によるものです。負

債合計は前期末比

4,628

百万円増加し、

156,256

百万円となりました。有利子負債残高は主として、コイトエンタープライズの社債発

行、短期および長期借入金の増により前期末比

5,123

百万円増加し、

54,050

百万円となりました。当期末の資本合計は、前期末比

2,557

百万円増加し、

92,848

百万円となりました。これにより株主資本比率は、前期末の

33.7%

から

33.8%

となりました。

■キャッシュ・フロー

当連結会計年度における連結べースの現金および現金同等物(以下「資金」という)は、社債の償還、有形固定資産の取得による支出等

の要因により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益が

7,341

百万円(前期比

13.1%

減)を計上したこと等により、前連結会計

年度末に比べ

1,359

百万円増加し、当連結会計年度末には、

20,285

百万円となりました。

当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は

21,363

百万円となりました。これは主に減価償却費

17,366

百万円、仕入債務の増加額

3,214

百万円、

当期純利益

3,412

百万円等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、

26,055

百万円となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出

15,220

百万円、投資有価

(31)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

01

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19

20

21

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23

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27

28

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30

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33

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35

36

37

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果調達した資金は

6,051

百万円となりました。これは主に長期借入による収入

11,941

百万円、社債償還による支出

10,000

百万円等によるものです。

なお、営業活動、投資活動および財務活動による各キャッシュ・フローについては、当連結会計年度がキャッシュ・フロー計算書作成

の初年度であるため、前年同期比較については記載を行っていません。

■設備投資

設備投資は、生産の合理化ならびに更新、製品の高品質化、原価低減設備などに自動車照明機器関連事業を中心に

15,220

百万円の設

備投資を実施しました。

2001

3

月期の設備投資額については、引き続き生産の合理化ならびに更新、製品の高品質化、原価低減設備な

ど小糸製作所、NAL、タイ・コイトの自動車照明器関連事業を中心に

22,200

百万円を見込んでいます。

3.

西暦

2000

年問題

「コンピューター西暦

2000

年問題」については、グループ全体の重要課題として、システムの対応など万全を期した結果、問題は一切

(32)

2000 ANNUAL REPORT

連結貸借対照表

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37

百万円 千米ドル

1999 2000 2000 ¥ 14,951 ¥ 13,889 $ 130,843

72,179 72,305 681,158 (768) (1,237) (11,653)

71,411 71,068 669,505 37,307 39,262 369,872 18,583 18,004 169,609

911 1,367 12,878

10,523 9,393 88,487 153,686 152,983 1,441,196

16,205 22,799 214,780 4,031 7,928 74,686 4,650 5,224 49,213 5,755 6,018 56,693

(16) (22) (207)

30,624 41,947 395,167

63,442 62,363 587,498 129,787 131,596 1,239,717 (127,372) (132,510) (1,248,327)

65,857 61,448 578,878 12,739 13,099 123,400 2,835 2,259 21,281

81,433 76,808 723,579

2,037 3,322 31,295

¥ 267,783 ¥ 275,063 $ 2,591,267 株式会社小糸製作所及び連結会社

1999年, 2000年3月31日

3月31日現在

資産

流動資産:

現金預金. . .

受取手形及び売掛金. . .

控除:貸倒引当金. . .

有価証券. . .

棚卸資産. . .

繰延税金資産 . . .

前払費用及びその他の流動資産. . .

流 動 資 産. . .

投資等:

投資有価証券 . . .

長期貸付金 . . .

繰延税金資産 . . .

その他の投資 . . .

控除:貸倒引当金. . .

投 資 等 合 計. . .

有形固定資産,取得原価

建物附属設備及び構築物 . . .

機械装置及び器具備品. . .

控除:減価償却累計額. . .

土 地. . .

建設仮勘定 . . .

有形固定資産

,

純 額. . .

為替換算調整勘定. . .

(33)

KOITO MANUFACTURING CO., LTD.

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36

37

百万円 千米ドル

1999 2000 2000 ¥ 55,258 ¥ 57,392 $ 540,668

17,277 15,968 150,428

10,000

2,401 1,812 17,070 28,353 26,749 251,992

113,293 101,923 960,178

21,650 32,560 306,735

5,525 52,048

14,559 14,065 132,501 2,124 2,185 20,584

38,335 54,333 511,851

25,863 25,958 244,540

14,270 14,270 134,432

17,107 17,107 161,158 58,912 61,469 579,076

90,291 92,848 874,686

(0) (0) (0)

90,291 92,848 874,686

¥267,783 ¥275,063 $2,591,267 3月31日現在

負債及び資本

流動負債:

 支払手形及び買掛金 . . .

 短期借入金

(

4)

. . .

 一年以内償還予定社債

(

5)

. . .

 未払法人税等. . .

 未払費用及びその他の流動負債 . . .

  流動負債合計. . .

固定負債:

 長期借入金

(

4)

. . .

 社債

(

5)

. . .

 退職給与引当金. . .

 その他の固定負債. . .

  固定負債合計. . .

偶発債務 ( 注6 )

少数株主持分 . . .

資本:

資 本 金. . .

授権資本株式数

320,000,000

株及び

1999

,2000

3

31

日現在

発行済株式数 額面

50

円株式

160,789,436

 資本準備金 . . .

 連結剰余金 . . .

控 除

自己株式

,

取得原価

1999

597

株、

2000

50

株 . . .

資本合計. . .

(34)

2000 ANNUAL REPORT

連結損益計算書

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37

百万円 千米ドル

1999 2000 2000 ¥275,934 ¥279,034 $2,628,676

234,987 237,701 2,239,293 40,946 41,332 389,373

30,745 32,044 301,874 10,201 9,288 87,498

953 622 5,859

(2,471) (1,267) (11,935) (120) (181) (1,705) (110) (1,122) (10,569)

8,451 7,341 69,156

3,486 2,997 28,233

4,965 4,344 40,932

(1,118) (931) (8,770) ¥ 3,846 ¥ 3,412 $ 32,143

円 米ドル

1999 2000 2000 ¥ 23.92 ¥ 21.23 $ 0.200

8.00 10.00 0.094

160,789 160,789 160,789 株式会社小糸製作所及び連結会社

1999年, 2000年3月31日

3月31日に終了した事業年度

売上高. . .

売上原価 . . .

売上総利益. . .

販売費及び一般管理費. . .

営業利益. . .

その他の収益(費用):

受取利息. . .

支払利息. . .

 固定資産除売却損. . .

その他、純額 . . .

税金等調整前及び少数株主利益控除前当期純利益. . .

法人税、住民税及び事業税 . . .

少数株主利益控除前当期純利益 . . .

少数株主利益 . . .

当期純利益. . .

1株当り:

当期純利益 . . .

配当額. . .

参照

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